ハジマリの空
窓際から風が吹く。と、ともに雨も降りこむ。昨日の夜から窓を開けっぱなしにしていたせいでフローリングの床が水浸しだ。目が覚めたときの状況は確かそのような状態だったと記憶する。しかしそれはどうでもいい事で、とにかくさっき見た夢がとにかく気になった。いつもあの胸くそ悪い夢に悩まされる。しかも内容を思いだせないのだから、さらに手の打ちようがない。これもあの奇妙な自称空想家に言わせれば――キミが夢を思いだせないないのはキミの深層意識が脳に負担をかけないように、内容を表層記憶から奪うためだと言われている。そのため深層記憶には内容が残るのだよ。そもそも君が夢と定義しているのが何であるか知っているかね。そもそも夢とは――」この説明はこの後2時間続いたので割愛するが、つまりは夢は思いだせないものらしい。
THEME : 自作小説(ファンタジー)
GENRE : 小説・文学
風にながされて〜マックスとリリアの不思議な冒険〜
ここは一体どこだろう。辺りを見渡してみてもそこにはなにもなかった。こんな書き出しで書かれた小説なら読んだ事がある。
しかし小説と違っていたのは確かな現実(リアル)だった。そこには透き通るような青と静寂と、そして自分の心臓の鼓動だけだ。 ───ドッ、ドッ、ドっクン、ドっくン─どクン─ドクン、ドクン、ド々呶呶ドど──だんだんと、心臓も激しいリズムを刻む。
目の前の膨張した青は僕を圧迫する。青はじわじわと僕の心を蝕む。逃げたい。帰りたい。死にたい。色々な感情が渦巻く。しかしそのどれもが今の僕には不可能。そう思った矢先、目の前の世界が暗天した。
THEME : 自作小説(ファンタジー)![]()
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GENRE : 小説・文学


